一日、がんばる

先日の日記にもちょこっと書きましたが、今日1日でイベント用に撮ってきたインタビューを編集してくれって依頼が来た。

依頼主はうちの会社の親会社のグループ会社、つまりうちの（ちょっと遠い）グループ会社の社長さんなんだけども。

親会社の総会でうちで作ったVTRに目をつけてのオファーらすぃ。

といっても、親会社がVTR作るときは外注に出しちゃうし（それが普通だ）、自社でそこそこ本格的っぽく作ってるのなんてうちの会社くらいで、外注に金払うよりはグループ会社に頼んでタダで作ってもらったほうがいいやぃ、ということかもしれない。



なんて嫌味っぽく書いてみたものの、依頼主の社長さんは本当感じのいい人で、何度もかしこまって頭を下げられてしまってはむ無下に対応するわけにもいかず、本日は朝10時から夜の19時までひたすらVTR編集に集中してましたとさ、疲れた。。。



経験してみなければ物事の本当の大変さとかどれだけ手間かなんてのはわからないのは世の常で、よく、動画を編集して最後はDVDに焼くのを簡単な作業だと思ってる人が多い。。

・・・そんなことないんですよ、ほんとに。

今回は、社長さんが自分で約20人分のインタビューを撮影してきて、それをまとめて1本のVTRに編集してくれという依頼。

ここで少なくとも発生する作業が、
まず動画をPCにおとす（倍速とかで落とせないから大変）→いらない部分を切っていく（20人近くいれば、インタビューの合間とインタビューの内容のいらないとこを削ぐ・・・気が遠くなるでしょう？）→動画をシナリオ通り並べる→イントロを作る→頭から順番に必要なテロップを入れていく（インタビューなら各人の肩書きと名前とか、喋ってる内容など）→シーンのつなぎにエフェクトをつける（たとえばフェードイン、フェードアウト、暗転、ディゾルブなどなど）→BGMを入れる→動画ごとのボリュームを調節する（声が小さい、大きい、BGMはもともとでかいのをフラットに）→エンディングを作る

と、必要最低限のことを書いてももりだくさんだー。


つまり何が言いたかったかというと、20人余りものインタビューのまとめ映像を1日で作れるわけなかろうが、です。

そりゃやろうと思えばできるし、今日もタイムリミットギリギリで仕上げたものの、もちろん細部は全然作れてません。とりあえずみてくれがかっこわるくない程度のカタチにしただけ、みたいな感じ。



でも、作るからにはいいものを作りたいわけで、細部にも手を抜きたくない。

だからうちのプロデューサーにはもちょっとプロジェクト管理をしっかりやってほしいんだけども。


でも依頼主の社長さんは喜んでくれたし、後日ごはんを食べさせてくれるみたいだからま、いっか。（いいのか？）